現場主義と対話で開かれた県政を実現

ビジョン1

現場主義と対話で開かれた県政を実現

現場主義と対話で開かれた県政を実現

首長の最大の仕事は、その行政組織の能力を最大限に引き出すことにあります。そのためには行政組織以外からも積極的に情報を集めることが必要で、時には行政組織にとって都合が悪い情報もトップ自身が把握することで、信頼関係を持ちながらも適度な緊張感を保ち、現場の実態に沿った行政運営が実現できます。

私は市長時代、積極的に現場視察と市民交流を重ね、300回以上の市民との対話、各種団体・企業との対話、庁内では幹部はもとより、現場や若手職員との対話に努めてきました。
市町村長との政策議論が全くなかった従来の県政を転換し、市町村と連携する県政を実現します。

ビジョンと就任後の取組

  • 予定調和・形式的な意見交換会ではなく、知事自身が県内各地(野田市など東葛北部、銚子など東総、館山など安房地域も含め)に直接出向き、市町村長・当事者・県民とひざを突き合わせて現場の課題について意見交換することで、現場感覚を県庁組織に取り入れ、県民・市町村に寄り添った県政運営を行う

    県内54市町村全てに知事が直接出向き、地域の実情や各市町村が抱える課題等について、現地視察と併せて各市町村と率直な意見交換を実施
  • 平時より各市町村長とのホットラインを構築し、課題を解決するほか、災害時にはホットラインを活用して、実務レベルと連携を取りながら、現場の最新の状況を把握した上での災害指揮を行う

    副知事と各市町村長等との災害時における直接の連絡手段として、双方の携帯電話の番号を交換することによりホットラインを構築・活用したほか、一定規模の災害が発生した場合は知事から当該市町村長に直接電話し、県に求めることをヒアリングしている
  • 管理職との率直な意見交換、県内各所にある県施設を訪問しての現場職員との交流若手職員との対話などを通じ、県庁組織の活性化を図る

    ・各部の若手職員と昼食を通じて意見交換を実施

    ・令和5年度当初予算編成前に、知事と各部局長が令和5年度の予算事業について意見交換を実施したほか、組織横断的な若手プロジェクトチームによって提案された事業を予算化

  • 各種団体・企業との対話を積極的に行い、千葉県の英知をひとつに結集させる

    千葉県の戦略策定にあたり、様々な有識者から職員とともにヒアリングを重ねているほか、各種団体や企業との意見交換も積極的に実施。また、学識経験者や中小企業者、支援機関等の意見を幅広く聴取しながら中小企業振興に関する基本的な方針である第5次戦略を策定(R5~R9)
  • 職員の人材育成を充実させる。研修先の開拓、研修費の拡充などにより、意欲と能力にあふれる組織づくりに努める

    ・研修費を拡充したほか、政府や民間への派遣先を増やし、職員の意欲・能力向上を支援

    ・県土整備部の各所属1名を国土交通大学校や全国建設研修センターの研修へ派遣する体制を構築

  • 各地域の振興事務所を強化する。市町村とのネットワークを強化し、現場で地域のために尽力した職員がしっかり評価されるようにする

    ・市町村との連携を強化し、地域の振興や災害対応力の向上に向けた取組を推進するため、各地域振興事務所の地域振興課を、企画課と地域防災課に改組

    ・セミナーや訓練などを各地域振興事務所の地域防災課が主体となり実施。防災基礎講座・備蓄物資の搬送や広域拠点の開設に係る訓練・市町村主催防災訓練・フェスタ等への参加

次へコロナ対策にリーダーシップを発揮