知事選へ出馬表明にあたり

本日、千葉県知事選に立候補することを表明しました。
私の思いと能力の全てを千葉県のためにこれから捧げたいと思います。

県とほぼ同じ権限を有する政令市・千葉市の市長として11年間、市政改革に取り組み、政令市ワーストだった財政状況は大きく改善され、首都圏政令市で初の2年連続待機児童ゼロの達成、企業立地は飛躍的に増え、大きな税収と雇用を生み出すなど、今や千葉市は様々な分野で他自治体からモデルとなる市となりました。

危機管理では、この11年、東日本大震災、大雪被害、竜巻災害など多くの災害があり、その度に最前線で指揮を執ってきたほか、熊本地震、西日本豪雨などの被災地に市職員を積極的に派遣し、自らも被災地の知事・市長から災害対応のノウハウを学んできました。
こうした経験は昨年の相次ぐ災害で生かされ、市内の復旧と被災者支援に全力を挙げるとともに、県都として県内他市へ応援職員を派遣し、支援物資を届けました(具体的な災害対応はこちら)。
新型コロナウイルス対応についても保健所を有する都市として、県と連携しながらも、PCR検査体制の強化や病床確保などで千葉市独自の対策を重ねています。

31歳の若さで政令市の市長経験を得ることは普通はなく、この貴重な経験を当たり前のものと考えず、社会に還元しなければならないと長年考えてきました。
おりしも千葉県は昨年の相次ぐ災害、そして新型コロナウイルス感染拡大により、苦しい状況に置かれています。11年前も市長の逮捕などで混乱する千葉市政を預かり、立て直してきました。これも自分の役割と考え、全身全霊で千葉県のために尽くします。

県政ビジョンと具体的な施策については数年前より検討を開始し、既に用意しています。県とほぼ同じ権限を有する政令市を長年経営してきましたので、速やかに県政の課題解決に着手します。

今、県政において最も重要である新型コロナウイルス対策については、独自に保健所を持つ政令市として新型コロナウイルス対策に取り組んできた経験を活かし、就任後速やかに、保健所を持つ千葉市・船橋市・柏市と合同の対策本部を立ち上げ、市町村との連絡体制を確立し、オール千葉県で先を見据えてのスピード感ある対策を展開していきます。
また、厳しい経営環境にある中小事業者、雇用が不安定となった県民を底支えするための施策に取り組んでいきます。

  • 成田空港の第三滑走路を見据えた高い次元での産業構想の立案
  • アクアライン800円の維持・恒久化を含め、半島性を克服するための交通ネットワークの充実
  • 房総各地に根付く漁業文化を生かした海洋県の確立
  • 東京の隣に広大な自然を持つ県として、1都2県とは異なるライフスタイルの確立

といった千葉県の可能性を引き出す経済・産業施策から、

  • 外房・内房を始めとする医療過疎への対策
  • 住み慣れた地域で医療・介護が受けられる地域包括ケアの推進
  • 千葉県に生まれてよかったと思える子育て施策の充実
  • AI時代、コロナ禍も見据えた千葉県の教育の充実
  • 行政のデジタル化を推進し、県民に時間を返す行政改革の徹底
  • 人口減少に苦しむ外房・南房総の活性化

などの県民を支えるひとづくり・福祉施策・行革まで、私のこれまでの行政経験を活かし、着実に取り組んでいきます。
しかし、本当の課題は現場に降りていかなければ見えてきません。千葉市長として300回以上の市民対話を重ね、現場視察を重ねて、職員とともに課題解決に取り組んできたように、県内各地の課題解決に向けて、県庁職員・県議会はもとより、市町村や関係者、何より県民の皆さんの声を十分に吸い上げ、丁寧に課題解決に取り組んでいきます。

そして、大阪以外では初の政令市長経験者として、県と政令市の理想的関係を実現し、千葉市民はもとより県民にその恩恵を還元します。

私が最も大事にしていることは「英知を結集する」ことです。
千葉県のあらゆる場所を訪れ、多くの方々の思いを集め、紡ぐことで、実現していきます。
あなたの県政への声を私にお寄せください。ともに千葉の未来を作っていきま しょう。

【私の政治スタンスについて】

国政政党に推薦は求めず、広く県民の皆さんとともに歩みます。
千葉市政においても「市民党」を掲げ、幅広い政治勢力・政治家と連携して、市民のために働いてきました。それぞれの政党・政治家に敬意を持ちつつも、市民のためにしがらみなく、ベストな選択を取ることができる立場を貫きたいからです。県政においてもこの方針は変わりません。
国政の構図ではなく、真に千葉県の未来のために私と歩んで頂ける政治家の方々と協働し、県政の課題に取り組んで参ります。

【千葉市民の皆さまへ】

31歳の若者にこの街のかじ取りを託して頂き、これまでご支援、ご理解頂いたことに深く感謝申し上げます。これまで成し遂げてきた市政改革は市民の皆さまの理解、ご意見・ご提言が無ければ実現できませんでした。市民の皆さんの喜怒哀楽と向き合い、ともに汗を流した日々は私の人生にとってかけがえのない時間です。

県政への思いが高まる中で、千葉市政に責任を持つためにどうするべきか、長く自分なりに考えてきました。そうした中で、私の市政を副市長として支えてくれた神谷俊一さんが私の市政を継承し、さらに発展させるために立ち上がってくれることとなりました。

飛躍的に伸びた企業立地施策、レッドブル・エアレース招致など、千葉市の挑戦の多くは彼なくしては実現できなかったほど有能な方です。
彼とツートップで千葉の新しい時代を切り開いていきます!

神谷しゅんいち公式WEBサイトはこちら

熊谷俊人