[2020年3月7日] 市立学校卒業式最小化、祝辞紹介
今日(3月7日)は市立千葉・市立稲毛高校の卒業式。私は隔年で両校に出席しており、今年は市立稲毛の卒業式に出席する予定でしたが、卒業式を最小化するために私も出席しません。
今回、両市立高校を含め市立学校には私から祝辞を送りました。時間の関係で祝辞が読まれないこともあるので、この場で紹介しておきます。
卒業生の皆さん、保護者の皆さま、ご卒業おめでとうございます。教職員を始めとする関係者に感謝申し上げます。
新型コロナウイルスの感染拡大により、皆さんは仲間との最後の時間の過ごし方に大きな影響を受けました。残念に思う方も少なくないと思いますが、この経験を皆さんの明日に繋げて欲しいと願っています。
風説に惑わされず科学的知見に基づき、冷静に判断することの重要性を忘れないで下さい。
国際化の進展により世界の出来事が私達の生活に密接に関係していることを知り、常に世界の情勢に目を向け、日本から世界へ何が貢献できるのか、考えることを忘れないで下さい。
今年は日本でオリンピック・パラリンピックが開催されます。民族の違い、肌の色の違い、宗教の違い、障害のある無し、LGBTのような性的自認・性的指向の違いなど、自分とは立場や価値観の違う人たちがこの世界にはたくさんおり、その違いが世界の多様性と魅力を生み出していることを忘れないで下さい。
違いを違和感と感じ、拒絶するのではなく、新たな世界との出会いだと考えられる人材であり続けて下さい。そして皆さんも、世界に違いを作る一人だということを覚えておいて下さい。
これらはすべて皆さんがこの学校で学んだことです。
皆さんのその背中には、多くの人たちの温かな目が注がれています。
皆さんのこれからの人生が素晴らしい出会いと挑戦に満ちていることを心から願い、私の祝辞といたします。