[2020年3月26日] 小池都知事の会見、千葉市の感染状況

東京都の昨日(3月25日)の感染者確認数が41人と大幅に増え、小池都知事が会見で爆発的感染のおそれ、平日の在宅勤務、夜間・週末の外出自粛を求めました。

私たち千葉市、さらには専門家は3連休の前から東京都において感染経路が特定できない感染者が半数以上になっており、爆発的感染のおそれが高いことを指摘してきました。
PCR検査数に占める陽性反応率が極めて高いことも東京都の特徴です。千葉市は疑わしい事例を累計300件以上検査して陽性反応はこれまで1名。それに対してここ数日の東京都の比率は2~4割程度と突出しています。東京都は詳細を公開していないので憶測となりますが、クラスター化している集団がある程度含まれているにしても高いです。

東京都のこうした特徴やここ数日の陽性患者数の推移はまさに爆発的感染の流れを示しており、数日中に一気に1日100人以上の陽性患者が確認される可能性も否定できません。

既に私からSNSを通して土曜日から東京へ行くことを控えるよう要請しており、昨日(3月25日)はちばし安全・安心メール等の各種媒体を通して市から自粛を求めたところです。
昨日(3月25日)の東京都の会見を受け、東京に通勤・通学する県・市が連携して東京への往来自粛要請を強いメッセージで打ち出すべく、今日(3月26日)調整に入ります。

依然として東京都は感染者の地域情報を明らかにしておらず、全て「都内」というレベルです。
千葉県や他の府県が市単位、エリア単位で発表してきたものと比べると、どの地域で感染が拡大しているのかが分からず、この点についても公表基準を再検討することを東京都には求めたいと思います。

最悪、週末か来週前半には爆発的な感染拡大により都市封鎖など、東京都の諸活動が大幅に制限されることが想定されます。
東京都内のことは東京都に任せるしかありませんが、東京都で感染した市民が千葉市内で感染を広げることのないよう、最大級の警戒をもって臨みます。
千葉市に関しては事業者や市民の皆さまのご協力もあり、日々PCR検査を実施していますが、先月21日の中学校教員(市川市在住、退院済み)以来、市民や関係者に陽性患者は確認されていません。

市民におかれましても、東京都にはできる限り行かないことを求めます。やむを得ず東京に行かざるを得ない場合は接触感染・飛沫感染に最大の注意を払い、人込みを避ける等、適切な行動をお願いします。
また、家族に東京都に行かざるを得ない人がいる場合、そこから感染が広がらないよう、家庭内での接触をなるべく低減することを提言します。

今後も首都圏が連携して難局を乗り切れるよう全力を尽くしていきます。