[2020年4月7日] 5月6日までの学校休校、市内の感染リスクについて

5月6日までの学校休校について

公共施設については本日の国の緊急事態宣言に合わせて4月8日より原則閉館とします。
学校の休校期間を5月6日までとすることを決定しました。また、入学式も5月6日以降に実施します。
教科書の配布や休校中の学習指導、学級の発表などを行う必要があるため、以下の通り登校日を設けます。大規模校などは大勢が一度に集まらないよう時間帯を分けるなど、できる限り短時間となるよう工夫して実施します。詳しくは各学校からの案内をご確認下さい。
(1) 市立小・中・高・特別支援学校の在校生は4月13日(月曜日)
(2) 新入生のうち、市立中学校・高等学校・養護学校・高等特別支援学校は4月14日(火曜日)
(3) 新入生のうち、市立小学校・第二養護学校は4月15日(水曜日)

市内の感染リスクについて

4月3日(金曜日)に春休みの暫定延長を決定し、その後の市内感染リスクの評価を行ってきました。
4日(土曜日)は2名の感染者が確認され、いずれも3日(金曜日)に千葉市・船橋市で発表した感染者の濃厚接触者です。いずれも症状は安定しています。
5日(日曜日)は3名の感染者が確認され、1名は都内勤務の方で、1名は国内旅行から帰ってきた後に発症(国内旅行が原因かは不明)、もう1名は県保健所の発表で市外勤務の方となります。重症、中等症、軽症の方がお一人ずつです。
6日(月曜日)は2名の感染者が確認されました。都内勤務の方で、いずれも市外で感染が明らかになった方の職場の同僚となります。いずれも症状は安定しています。
現時点で確認できた濃厚接触者で症状を訴えている方はいません。
千葉市では感染が日々確認されているものの、現時点では感染経路が明確な方が多い状況です。
しかしながら、東京都の感染者数がますます増加しているほか、4月1日まで感染者数が6人であった船橋市が週末を含む3日で19件の感染者が確認されるなど急激に感染者数が増えており、その濃厚接触者である千葉市民が感染するなど、千葉市内への感染の波及が近い将来訪れる可能性がいよいよ高まっています。
また、市内のクラスター化しやすい場所に出入りしていた方のご協力が依然として得られておらず、場所を公表して、出入りしていた方々に相談・受診を呼び掛けることも難しい状況です。
こうした状況から、東京都や大阪府のような「感染拡大警戒地域」に現時点で千葉市は該当しないものの、今後の推移によって十分に該当するおそれがあり、早めの対策が必要と判断しました。

子どもルームについて

長期休校に伴い、朝から子どもルームを開設し続けることは指導員の確保・負担を考えると厳しい状況です。
そこで、4月13日(月曜日)以降は3月の一斉休校時と同様に、1~4年生(特別支援学級・特別支援学校は全学年)の保護者が就労等により自宅待機が困難な児童を学校で預かり、14時30分以降は子どもルームで通常の放課後と同様に児童を預かることにいたしました。今回は学校でお弁当の手配はできませんので、各ご家庭で対応をお願いします。
なお、子どもルームに利用登録のある新1年生は、4月13日(月曜日)と14日(火曜日)の両日は8時から子どもルームで受け入れます。

市公共施設のさらなる閉館など成人の行動制約も強めます

新型コロナウイルスの感染を拡大させているのは大人です。大人が責任を持って行動を制約しなければ、いつまでも感染が収まらず、感染拡大の役割を果たしていないとされる子どもたちの学びと生活が犠牲になります。
こうしたことから、政府の緊急事態宣言の発出に伴う千葉県の方針も確認しながら、現在の夜間外出・週末自粛に加えて、さらに強い行動制約をまず成人にお願いする考えです。
市公共施設は感染予防が徹底できない施設は現在も閉鎖し、対策が実施できると判断した施設は平日の日中に関しては開館している状況ですが、これについても見直し、原則は閉館とします。施設と調整した上で「千葉市感染症診査協議会 新型コロナウイルス感染症部会」の助言も得ながら、方針を決定します。
繁華街が近い駅で外出自粛の徹底を呼びかけるポスターを掲示して頂くよう、鉄道事業者と協議しており、今後も外出自粛の実効性をより高められるよう取り組みます。

感染を広げているのは大人、公表に応じた感染者への配慮を

繰り返しになりますが、新型コロナウイルスの感染を拡大させているのは大人です。特にここ最近の感染者は千葉市のみならず全国的に、「以前からクラスター化しやすいと特に注意喚起されていた場所に出入りしていた方」が多く含まれており、かつ批判をおそれてその事実を申告しない方、保健所の調査に協力しない方が出始めています。くれぐれも行動に責任を持って頂き、リスクの高い空間に行かないようご留意下さい。
また、一方で感染した方に対する配慮をお願いします。
社会が感染者を批判し、個人を特定しようとする動きを示してしまうと、ますます調査に協力しない方が増え、最終的には感染拡大に繋がってしまいます。ナイトクラブ等に行っていたことが報道された人は批判を覚悟して公表に同意した方です。そうした方々が批判されている裏に、もっと多くの、非公表を望んで表に出ていない人々がいます。

医療崩壊を防ぐため、軽症患者の入院や宿泊場所の用意

軽症患者も含めて感染症指定病院への入院で対応する方法では医療現場の疲弊を招くことから、私たちは軽症患者を一般病床で受け入れるほか、最終的にはホテル等を確保し、宿泊してもらうことなどについて以前より県と協議をしてきました。県も一般病床の確保を進めるなど、順次対策を取ってきていますが、市としても千葉市内の早急な体制整備を行うため、市内医療機関と病床確保に関する制度の創設やホテルの確保などを進めていきます。