[2020年4月18日] 国の一律給付、県の要請、4月17日の感染者情報について

国の一律給付、県の要請

国の10万円一律給付が実現されそうで、「30万円は何だったんだ」「もっと早く打ち出せば国内の動揺は少し抑えられたのに」等々の声はあろうかと思いますが、まずは良かったと思います。

以前、与党の国会議員から「政府は『一律給付は市町村の事務が大変で時間がかかるから、対象を絞っての30万円なんだ』と言っているけど本当?」と聞かれて、「30万円の仕組みの方がよほど複雑で、査定する職員のプレッシャーも含めて市町村に多大な負担を強いることになる。一律支給がベストだと思います」と申し上げてきました。

一刻も早く予算案を成立させて頂きたいと思いますし、その後は私たちが全力を挙げて市民の皆さまに一日も早く届くように努力したいと思います。
今回は自己申告制でオンラインや郵送でも可能なようなのです。

千葉県が本日18日から飲食店に対して、午後7時以降の夜間の酒類の提供を自粛するよう要請することを昨日発表しました。既に実施していた東京都・神奈川県に追随した形です。県の打ち手が他県から遅れ気味で、かつ小出し小出しになっていることが少し心配です。いずれにせよ、市内飲食店の皆さまには県の要請にお応え頂きたいと思います。

4月17日の感染者情報

4月17日発表した感染者は2名です。なお、感染が疑わしい検体を60件検査しています。

54例目は40代女性で都内在住・都内勤務の保育士の方。43例目の70代男性の娘さんで、43例目の方よりも以前に発症しています。6日に発症後、お母さんの介護の関係もあったのでしょう、市内の実家に帰り、お父さんの陽性が確認され、濃厚接触者として検査したところ、陽性とそれ以前の発症が確認されました。
積極的疫学調査により、70代男性(無職)の方の感染経路がほぼ特定できた形です。都内の保育園は都の保健所に引き継ぎ、そちらで調査が進められることとなります。

55例目は30代男性で、会社員の方です。発症前は県内他市で打ち合わせ程度で、基本は在宅勤務とのこと。発症後は自宅待機。ご家族に症状はありません。
今後も積極的疫学調査を実施していきます。

また、入院していた60代男性の方がお亡くなりになられました。心よりお悔やみ申し上げます。
ご遺族の希望で年齢・性別以外は非公表とします。新型コロナウイルス以外でも多くの方が亡くなられており、この方やご遺族だけがプライバシーを侵される必要性はないかと思いますのでご理解下さい。年齢と性別の公表にご同意頂いたことに感謝申し上げます。

4月17日に発表した市独自の病床確保策、軽症者・無症状感染者のための宿泊施設の確保などを進め、医療現場が重症患者などに集中できる体制を県と連携しながら今後も整えていきます。
また、退院される方が増えてきていますので、この情報についても分かりやすく市ホームページでも掲載するよう指示しています。

今日(4月18日)は千葉市を含めて広範囲で大雨となる見込みです。市も注意配備態勢を敷いています。皆さまも十分に警戒下さい。