[2020年4月26日] 4月25日の感染情報、GW期間中の感染予防行動のお願い

4月25日の感染情報

4月25日は新たに3名の感染が確認されました。また、複数の感染が確認されていたコスタリゾン千壽苑と、68例目の方が勤務していた医療機関(森整形)が繋がっていることが積極的疫学調査の結果、判明しました。

新たに判明した83例目は80代女性で、当該介護施設入所者です。中等症。4月6日の発症後に当該医療機関に入院しており、68例目の方の発症日よりも10日以上前に発症していることから、介護施設→医療機関という形で感染が広がったクラスターと推測されます。

当該医療機関では新たに入院患者1名、職員1名の感染が確認されました。84例目は80代女性の入院患者で、85例目は60代女性で職員です。家族に症状はありません。
当該介護施設は合計34件検査を行い、3名の陽性、当該医療機関は11件の検査を行い、4名の陽性が確認されています。今後も積極的疫学調査を進め、適切な対処を行っていきます。

また、当該介護施設で感染が確認されていた90代女性がお亡くなりになられました。心よりご冥福をお祈りします。
この方は該当しませんが、市立青葉病院などでは症状・本人同意等に応じてアビガンの投与等も行っています。

なお、当該介護施設・医療機関ともにこまめな消毒や検温などを実施しています。今回のクラスター発生は残念ではありますが、施設名の公表にも応じて頂き、調査にも積極的にご協力頂いています。
関係者が様々な場面で不当な扱いを受けないよう、市民の皆さまには情報の取り扱い等にご留意をお願いいたします。

ドライブスルー検査も順調に行われており、千葉市の直近の検査数は4月23日:50件、4月24日:83件、4月25日:87件です。医療機関が手薄な週末に特に効果を発揮しています。
今後も医療関係者の理解を得ながら適切に検査を進めていきます。

GW期間中の一人ひとりの行動が重要

ゴールデンウィークが近づき、中には既に休暇を取って長期休暇に入っている方もいらっしゃるかと思います。自粛疲れの中で足を延ばして外出をしたくなるところですが、このゴールデンウィークが山場になると思われます。
以前と同じ日常は取り戻せなくとも、人と人とがもっと出会える社会を取り戻すために、是非これまで行ってきた感染予防行動をしっかりと守っていきましょう。

千葉市の海辺や海浜公園の人が増えていると先週通報等がありました。千葉市では大規模公園の駐車場は緊急事態宣言を受けて閉鎖をしており、その関係で違法駐車も増えています。県警と連携しながら駐車違反の取り締まりや注意喚起などを行っています。
なお、先週の段階では幕張海浜公園や検見川の浜など、県立の駐車場は閉鎖されていませんでしたが、市から閉鎖を要請し、既に閉鎖されています。

私も朝の空いている時間に公園で子どもたちと遊んでいますが、近隣の公園でフリスビー等の距離を取っての遊びをしています。
適度な運動は免疫力を高めるためにも重要です。ただし、混んでいる時間と場所を避け、近接する遊びを避け、遊具に触れる場合はその後の手洗いを徹底する、子どもだけで遊ばせず大人が見守った上で、といった留意事項付きです。感染予防、生活のバランスに留意しながら、思いやりをもってともに難局を乗り越えていきましょう。

休業要請に応じていない店舗等への対応

パチンコ店が営業しているという連絡も多いです。既に申し上げたように森田知事・県には20日に休業要請に応じていない店舗に対する特措法に基づく強い対応を求めています。
市は休業要請が出ている旨を店舗に伝えるしかできません。市に問い合わせ頂いても貴重な人的リソースが消費されるだけです。休業要請に関する問い合わせは県にお願いします。

なお、パチンコ店ばかりが注目されますが、それよりも感染リスクの高いナイトクラブなどの接伴飲食業、カラオケ、雀荘なども要請に応じず営業を続けている店があります。パチンコ店は外から中が見えること等からやり玉にあがりやすいのでしょう。
行政権力を行使する場合は感染症対策の本旨に則った対応が必要です。県にはパチンコ店に限らず、こうした感染リスクの高い業種から強い要請を行うことを期待します。