[2020年5月20日] 5月19日の感染者発表はゼロ。医療・介護応援寄付金の案内

5月19日の感染者発表はゼロ

5月19日は新型コロナウイルスの感染発表はゼロ。ここ1週間の感染者は0,0,2,6,0,2,0という状況(感染経路不明は0,0,0,2,0,0,0)。千葉県全体でもゼロです。

退院が2名増えて、感染者数106名(患者数104名、無症状病原体保有者数2名、入院中20名、退院79名、死亡5名、療養終了2名)という状況です。

国が緊急事態宣言の解除の目安として示した指標の一つ「直近1週間の新規感染者数の累計が人口10万人あたり0・5人程度以下」について、首都圏では千葉県と埼玉県が既に達成していますが、昨日の1都3県の知事による会議で、森田知事は首都圏一体での解除とするべきだとして、千葉県単独での解除には否定的な見解を示しました。

東京都はもとより、神奈川県も感染者が依然発生している状況です。なお、参考までに首都圏の政令市の感染状況を紹介します。

・横浜市:510人(人口:374万人)
・川崎市:266人(人口:153万人)
・さいたま市:162人(人口:130万人)
・相模原市:78人(人口:72万人)

やはり東京通勤比率・人口密度が高いほど人口あたりの感染者数が多くなる傾向にあることが分かります。千葉県でいえば船橋市・松戸市・市川市が多いのもそうした背景でしょう。

医療従事者・介護従事者への支援のための寄付のお願い

「千葉市新型コロナ医療・介護応援寄附金」への寄付のお願いです。

新型コロナウイルス患者を受け入れた医療機関に対して、国は報酬加算等で支援することとしています。また、県も独自に入院患者1人あたり50万円を支給することを発表しています。
当初、千葉市も入院患者を受け入れて頂いた医療機関に支援金を渡す予定でしたが、県の方針を受け、市はそれ以外でも新型コロナウイルス感染拡大の中で尽力して頂いた方々を支援すべきと判断しました。

そこで、千葉市は新型コロナウイルスの専門外来を受けて頂いた医療機関や検体採取に取り組んで頂いた医療機関(約100)、さらに高齢者や障害者など密着した状態で介護する事業所で感染拡大後も通常通り介護頂いた事業所(2000近く)に対して支援金を渡すこととしました。
介護事業所数は非常に多いため、1事業所毎の金額は多くないかもしれませんが、少しでも気持ちを届けたいと考えています。

既に多くの寄付を頂いているほか、「10万円の特別定額給付金を寄付したい」とのお声も寄せられていましたので、給付金の申請書を送付する際に、寄付金の案内も同封させて頂いています。
新型コロナウイルスで多くの方が収入等が減っている状況の中で寄附のお願いをすることは大変心苦しく思いますが、ご協力頂ける方はご寄附頂ければ幸いです。ふるさと納税にも対応しています。
https://www.city.chiba.jp/…/z…/shikin/singatakoronakihu.html

市職員からも寄付の動きがあると聞いています。私は市職員も堂々と特別定額給付金を受け取り、一部を寄付し、残りは主に新型コロナウイルスで経営が苦しくなった市内中小企業の店舗等で使ってほしいと思っています。
私と副市長は7月の月額給与を30%カットし、支援に活用します。

私は既に5%給与カットしているので厳密には33.5%になります。私のこれまでの給与カットの状況は以下の通りです。

2009~2017年度:月額20%、期末50%、退職金50%カット
2018・19年度:月額15%、期末20%、退職金50%カット
2020年度:月額5%、退職金50%カット

以前より申し上げてきたとおり、私は安易な給与カットには反対です。給与以上の仕事で市民に応えることが本来ですが、千葉市は政令市で最も財政状況が苦しく、事業の徹底した見直しや市職員の給与カットを断行するために自らの報酬カットを行ってきました。
市民、議会のご理解、職員の奮闘によって財政再建は大きく進み、職員の給与カットは解消されていますし、私自身の給与カットも大幅に縮小しています。

災害時等に活用する財政調整基金も、政令市の中では潤沢とは言えませんが、就任時のゼロ状態からはある程度積み増しており、今回その一部を取り崩して事業者支援・市民支援に活用しています。