[2020年7月8日]対策本部会議を開催、市民への呼びかけも

対策本部会議を開催、市民への呼びかけも

7月4日に3名、7月6日に6名の感染者を発表しました。
病床数から見た新型コロナ対応における市内の医療の状況はステージ0のままですが、感染者が続けばステージ1に移行します。

千葉県も徐々に感染者が増えていますが、それ以上に東京都・神奈川県・埼玉県において感染者がかなり増えています。
第1波では東京都、次いで神奈川県・埼玉県、少し遅れて千葉県の市川・船橋などの東葛地方、その後に千葉市という感染の流れでした。

現在、首都圏は3月前半の頃に近いのではないかという感覚を持っています。
若い世代が媒介となり、ウイルスを拡散させ、その後に3月下旬以降の感染拡大につながったと言われています。当時は37.5度の熱が4日連続続く場合など、PCR検査を実施する基準が今と異なっていたため、比較的症状が現れにくい若い世代は検査に至らず可視化されなかったわけですが、今回は可視化されなかった最初の兆候を捉えることができているのではないでしょうか。

当時と異なり、検査体制も充実してきていますし、軽症者用のホテル、一定程度の病床確保など医療体制も充実しています。
しかし、この若い世代の感染と拡散を止められなければ、7月下旬頃には3月下旬と同じように、若い世代以外の感染経路不明の感染者が増加していくことになるのではと危惧されます。
経済的ダメージへの配慮から国や県が強い外出自粛や緊急事態宣言を発出しづらいことを考えると、感染拡大を抑える手段が当時より弱くなるリスクもあります。

千葉市では昨日(7/7)、対策本部会議を開催し、各種対策を議論するとともに、市民の皆さんに

・キャバクラ・ホストクラブなどの接待を伴う飲食店や会食によると見られる感染が増えていること
・飲食の際は3密を避け、感染症対策に取り組むお店を利用すること
・特に東京での接待飲食店の利用や会食はできる限り控える
・手洗い、検温、距離を取るなど基本的な感染予防行動

などを呼び掛けることを決定しました。
皆さまもご留意頂きますよう、お願いいたします。

接待を伴う飲食店への対策が重要であることは宣言解除時に繰り返し申し上げてきました。
千葉市ではこれら店舗に対して、QRコードによるコロナ追跡サービス、対策に取り組む店の紹介、積極的なPCR検査の呼びかけなどを行っており、今後もさらにアプローチを強化していきます。

東京都はいずれ業種を絞った形で今より踏み込んだ対策を取ると想定されます。
千葉県に対しても、最終的にはこれら業種への休業要請(とその支援)も視野に、事前に対策について洗い出し、県内の感染状況や東京都の出方などに即応できるよう求めていきます。