[2020年7月10日]7月9日の感染者発表は7人。踏み込んだ対策を

7月9日の感染者発表は7人。踏み込んだ対策を

7月9日、新型コロナウイルスの感染者発表は7人でした。
ここ1週間の感染者は0,3,0,6,0,2,7となっています。

都内ホストクラブ・キャバクラ等の接伴飲食店を中心とする感染から、居酒屋・飲食店などでの会食による感染、さらにはそうした方々との交流による感染へと広がりを見せています。
市中での感染が疑われる事例が今後増えてくるものと予想しており、現在は「病床数から見た新型コロナ対応における市内の医療の状況」はステージ1ですが、このまま感染が広がればステージ2(注意が必要)へと移行するおそれがあり、それはほぼ確実と見ています。

既に4月の感染状況に戻る入口段階は過ぎていると思われ、今後は感染経路を特定できない感染者が増えてくると予測しています。
感染者の行動歴ヒアリングにおいても、行動を自粛し始めていた3月中旬以降と異なり、自由に行動しているため行動・接触範囲も広く、濃厚接触者を追う作業も多大なものとなっています。
千葉市でこのような状況ですから、東京都ではいずれ感染者を追ってクラスターをつぶしていく、日本独自の手法は難しくなってくるのではないでしょうか。

千葉市では危機感をしっかり持ち、軽症者用ホテルも再稼働させ、確保してきた病床と合わせて受け入れ態勢を万全に整えています。

国と東京都で県域をまたいでの移動について見解が分かれているようですが、本来、県域をまたぐことそのものはリスクではありません。
重要なことは都内であろうと市内であろうと、3密が重なる空間を避け、基本的な感染予防行動に努めて頂くことです。

東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県が方向を同じくし、感染リスクの高い業種や行動に対して一定の要請を行うなど、一歩踏み込んだ対策を行うことを望むものであり、県に対しても正式に要望活動を行います。