[2020年7月23日②]中央区の接待飲食店での集団感染について

中央区の接待飲食店での集団感染について

中央区の接待を伴う飲食店において1名の感染者(20代男性)が確認されたため、施設の協力を得て従業員15名を検査したところ、新たに6名(計7名)が新型コロナウイルスに感染していたことが確認されました。
20代・30代の男性で、うち2名が軽症、5名が無症状病原体保有者です。千葉市における接待飲食店の集団感染は春も含めて初めてとなります。

今後、利用者等の調査・検査を進めていきますが、市内繁華街の接待飲食店を利用した方で体調に不安を感じる方は是非帰国者・接触者相談センター(https://www.city.chiba.jp/…/seis…/2020coronasodancenter.html)にご相談下さい。

千葉市ではこれら業種に対して積極的なPCR検査の協力呼びかけを行ってきたほか、ガイドラインの順守、QRコードによるコロナ追跡サービスの提供、「新型コロナ感染症対策取組宣言の店」制度の創設などを行ってきました。
また、県に対して休業要請も含めた対策強化も求める要望も行ってきています。

店舗名の公表に理解は得られていませんが、当該店舗に限らず、接待飲食店は感染リスクの高い業種になります。
利用を控えて頂くか、仮に利用する場合は「新型コロナ感染症対策取組宣言の店」を利用し、店舗・利用者双方が十分な感染予防対策を取ることを強く求めます。

今回の集団感染を受け、これら業種に対して今まで以上にPCR検査への協力が得られると考えていますし、市としてさらに踏み込んだ対策を重ねていく考えです。
唾液でのPCR検査が可能となったことで安全・柔軟に集団検査が可能となっていることも大きいです。

最後に感染者への配慮について。
昨今、地域で感染者に対して「どうせ接待飲食店に行っていたんでしょ?」というような偏見があると感じます。
確かに再拡大初期は接待飲食店関連の感染例が目立っていたのは事実ですが、以前より申し上げてきたように既にそのステージを過ぎ、さらに会食での感染も超えて、市中感染と疑われる例が出始めています。

接待飲食店の関係者も含めて感染者全員に対して社会が適切に配慮しなければ、保健所の聞き取りにも答えて頂けない方々が増え、結果的に感染拡大を止めることができなくなります。
その点についてご理解・ご配慮頂ければ幸いです。