[2020年8月13日]感染状況に関する週報、接触確認アプリの導入を

感染状況に関する週報、接触確認アプリの導入を

8月5日(水)~8月11日(火)の週報です。

市内陽性者:41名
入院:41名
ホテル療養移行:9名
退院:20名
ホテル療養終了:12名

入院から退院・ホテル療養移行を引くと12名。この週は入院が12名増えたことになります。
なお、8月12日時点での入院患者35名の内訳は重症0名、中等症1名、軽症等34名(退院203名、死亡6名、ホテル療養中7名、療養終了42名)となっています。

依然として「病床数から見た新型コロナ対応における市内の医療の状況」はステージ2のまま変わりません。注意が必要なものの、殆どが軽症・無症状であり、病床と療養型ホテルの組み合わせにより対応ができている状況です。

検査件数は800人、陽性率は4.9%です。
これは千葉市検査分のみで、病院等で実施しているPCR検査数を含んでいません。千葉市検査分以外も含めた千葉市全体の検査状況について医療機関の協力も頂きながら、適切な間隔で取りまとめて行く予定です。

キャバクラ・ホストクラブ等への対応状況

接待を伴う飲食店に対するPCR検査のローラー作戦の状況ですが、

〇ホストクラブ関係者
 ・検査数:125
 ・陽性者:22(陽性率:17.6%)

〇その他
 ・検査数:117
 ・陽性者:1(陽性率:0.9%)

となっています。
ホストクラブはクラスター案件も入っているため陽性率が現時点で高く出ていますが、それ以外の店舗では全員陰性という店舗も少なくありません。今後も順次検査を行っていきます。

PCR検査に協力的な店舗と、なかなか協力頂けない店舗と分かれてきている状況です。陽性者が出たり、クラスターが出た店舗が問題視されがちですが、検査したからこその結果であり、その点を間違えず正しい評価を下していく必要があります。

より検査に協力頂くための方策を検討するとともに、陽性者が出た場合の流れ、営業への影響を最小化するための普段からの感染防止対策などについて経営者側に説明をしていく必要も認識しています。

接触確認アプリをインストールしましょう

日々の感染者数に一喜一憂せず、医療の状況を冷静に見極め、必要な対策を講じていきます。
病気は新型コロナウイルスだけではありません。生命を脅かすリスクは病気だけではありません。新型コロナウイルスのリスクを正しく理解し、全体リスクを最小化するための社会バランスをしっかり意識していきましょう。

様々な行動自粛を行うことで社会経済が停滞したり、高齢者の生きがいや健康活動が阻害されることによって別のリスクが顕在化します。
屋内でのマスク着用など、従来大事にしてきた活動と両立できるような感染防止対策は今後も長く実施できますが、大事にしてきた活動を自粛してまで感染防止を図るフェーズは長くはもちません。いずれ社会として次のフェーズに進まざるをえなくなるでしょう。

大事なことは陽性者が出てもすぐに濃厚接触者を追い、広がりを最小化する取り組みです。クラスター対策を始めとした、陽性者を起点とした疫学調査、濃厚接触者を追って対策ができている日本の状況は十分に評価されるべきです。

皆さんは接触確認アプリはインストールされていますか?春と比べ、私たちの社会は一つひとつ対策が重ねられています。一人ひとりがアプリをインストールすることで早期発見・対策につながります。

新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)
https://www.mhlw.go.jp/…/seisakunits…/bunya/cocoa_00138.html

以前ご紹介したように、実際にこのアプリ導入が契機となって県内で感染が分かった事例が出ています。できることを一つひとつ積み重ねていきましょう。