[2020年8月21日]千葉市は10月から全ての世代にインフルエンザ予防接種の費用を助成します

千葉市は10月から全ての世代にインフルエンザ予防接種の費用を助成します

千葉市は冬の感染シーズンに向けて、全ての世代のインフルエンザ予防接種に対して助成する事業を創設します。
また、65歳以上・5歳刻みで助成してきた高齢者肺炎球菌予防接種も65歳以上全ての方を対象にします。
冬場は発熱患者が増え、医療現場も新型コロナウイルスとの切り分けが難しく、混乱が出ることも危惧されます。発熱患者を減らし、医療機関の負担軽減を図るため、皆さんのご協力をお願いします。

先に冬を迎えるオーストラリア・ニュージーランド等の南半球の国々の状況や対策を見て、夏前から所管に検討を依頼し、医師会等と調整してきました。
本来は国で行って然るべきで、ワクチン確保も含めて国会議員等を通じて要望していますが、助成に関しては現時点で国に動きがないため、市独自に実施することとしました。

1.インフルエンザ予防接種
(1)助成対象者:生後6か月~65歳未満の市民(65歳以上は既に助成事業あり)
(2)助成期間:令和2年10月1日~12月31日
(3)助成金額:接種費用から自己負担額1,800円を除した差額(上限3,000円)
(4)助成方法:予防接種を受ける際は一旦費用を負担頂き、後日償還払いにより助成
※償還払いでお手数をおかけしますが、その分、市外の医療機関で接種されても助成対象となります

2.高齢者肺炎球菌予防接種
(1)助成対象者:65歳以上の市民で過去に肺炎球菌ワクチンを1回も接種したことがない方
(2)助成期間:令和2年10月1日~令和3年3月31日
(3)自己負担:3,000円(非課税世帯や生活保護の方等は無料)
(4)接種方法:市内協力医療機関に予約の上、接種

先日、死因別統計で紹介したとおり、新型コロナウイルス以上に高齢者の死亡・重篤例が多いのが従来の肺炎です(3月の千葉市の死因別統計で肺炎は58人、新型コロナウイルスは3月:0、4月:3、5月:3)。

新型コロナウイルスのワクチンを切望する方は多いと思いますが、病気は新型コロナウイルスだけではなく、既にワクチンが存在するものについてはこの機会に積極的に接種頂きたいと思います。
是非、周りの高齢者の方にも周知頂ければ幸いです。